グローバル化とネット産業の発展に伴い、今後学校教育でもパソコンの授業の強化などその動きは止められません。
池袋の小学校でもSTEM教育に力を入れていくのは必然的ですが、このSTEM教育というのはいったい何でしょうか?
STEM教育とは何か?
STEM教育とは、化学技術や情報工学、数学などの分野の教育の総称です。
Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathmatics(数学)それぞれの頭文字を取って表されてます。
将来を担うこれからの子どもたちに、学校教育の中で科学と数学の基礎を固め、経済の要となる人材を育てていこうという試みの1つとして行われます。
小学校でのプログラミング教育導入をはじめとして、高校、大学までに渡りSTEM専攻者の数を増やすなどの目標を掲げています。
STEM教育のメリットとデメリット
STEM教育が公立の小中学校に導入されることで、これまでほとんどなされてこなかった情報科学分野のことを学習するようになります。
今の子どもたちは幼いうちからスマホやパソコンといった情報機器に囲まれ、中学生でも携帯電話を所持している割合が多くなっています。
しかしこれまでの教育ではそのような情報社会に必要な知識などはほとんど学んでいません。
また、プログラミング的思考力(論理的思考力)や問題解決能力を養うことができます。
一方、理数系の科目が苦手な子どもたちにとってみれば、STEM教育は苦痛に感じてしまう恐れがあります。
そのような場合に、自信を喪失せずにSTEM教育を楽しんで学べる方法はあるのでしょうか。
理数系が苦手な子どもはどうすればいいの?
子どもの中には算数が得意な子もいれば不得意な子もいるでしょう。
STEM教育が導入されれば、これまで以上に理数分野を強化されることになります。
そんな子どもたちがSTEM教育への抵抗感を少なくするには、算数や理科が楽しいと感じさせるのがポイントでしょう。
身近なところでは、料理も科学に則っていますし、また遠くへボールを投げるためには物理的なエネルギーの話を交えてみるなど、理数が意外と近くにあると感じさせる手も有効です。
学校の勉強の延長ではなく、普段の生活の中にSTEM教育があふれているのです。
STEM教育という言葉が聞かれだしたのはまだ最近の話で、それほど浸透していないかもしれません。
しかし今後もIT化の流れは進んでいきますので、それを受けてより簡単に学べるようにカリキュラムが再編される可能性もありますね。