夏休みの宿題の中で、自由研究はどんなことをテーマにしてもいいため、迷ってしまうことも多いでしょう。
長期休暇中のフリーな課題だからこそ、プログラミングで自由工作することに挑戦してみる方法もあります。
夏休みは自由工作で電子工作しよう
工作といえば紙や段ボールなどを切ったり貼ったりして行うモノづくりですね。
一方、電子工作とはロボットやトランジスタラジオなどといった電子機器類のハコを組み立て、その中にプログラミング言語を使って動かすモノづくりのことを言います。
しかし実は、電子工作の世界はとても身近な場所に存在しています。
私たちがいつも使う身の回りにあるパソコンやスマホ、さらに音が出る子供向けのおもちゃや家電製品のほぼ全てが、プログラミングが組み込まれて動作しています。
電子工作という言葉のニュアンスの硬さとは裏腹に、もはや生活のほとんどを支えられているくらい、大変重要な技術なのです。
電子工作で作れるものは?金額はいくらくらい?
電子工作で作れるものの定番は、やはりロボットです。
プログラミング教育の人気を受けて、玩具メーカーや教育関連企業など各社で子供向けのロボット作りキットを販売しています。
知識がなくても簡単に作れるものから、本格的なプログラミング言語を使って組み込むものまで様々です。
さらに夏休みの期間中にイベントや体験教室を行うスクールもあります。
入門、初心者のため自分たちで材料や道具の選択に自信がない場合は、このような催しに参加することでその道のプロからたくさんの知識を吸収できるでしょう。
ロボットキットの購入に相当するくらいの金額でも参加できますが、それぞれの教室によって異なるので情報を調べてから申し込んでみましょう。
また夏休み期間中は早いうちに満席になってしまう場合もあるので、注意してくださいね。
夏休みにプログラミング思考を鍛えよう
最近ちょくちょく耳にするキーワードに、プログラミング思考というものがあります。
そもそもプログラミング思考というのは、どういう考え方なのでしょうか。
別の言葉ではロジカルシンキングとも表されます。たくさんの事象から共通点を見つけ、素材を取り出し順番に組み立て、実験・検証し、分かりやすく説明する、こういった一連の5つ思考をもって物事を考えていきます。
このような論理的思考はあらゆる問題を解決するために必要で、生きるために欠かせない能力として認識されています。
夏休みの自由工作という大きなテーマの中、ロボットを作ることで子どもたちが学べる大きな財産になるかもしれませんね。
2020年より、小中学校をはじめとした義務教育ではプログラミング授業が必修科目になります。
今後は自由工作の定番として電子工作が根付くのは、もはや不思議ではありませんね。