情報化社会といわれる今、プログラミングを学習する小学生が増えています。
その実力を試す大会が年に数回開催されていますが、小学生が参加できるプログラミングコンテスト・大会についての情報をリサーチし、まとめてみました。
全国小中学生プログラミング大会
小学生も参加できるプログラミング大会の中で最も大規模に開催されているのが、「全国小中学生プログラミング大会」です。
2016年に初めて開催され、文字通り全国から多数の小学生プログラマーたちからの自信作が集まる、大注目のコンテストとなっています。
例年7月〜9月の2カ月間にかけて募集期間が設定され、10月に表彰式が行われます。
その中から1次審査を通過するのはわずか30作品ほど、うち10作品のみがグランプリや優秀賞としてノミネートされる大変狭き門と言えるでしょう。
審査員を務めるのも、業界で活躍中のトップクラスの精鋭プログラマーたちによって行われます。
過去には小学1年生の作品が入賞するなど厳しくかつ柔軟、公正な審査が行われています。
*https://jjpc.jp/
U22プログラミングコンテスト
一方、1980年より経済産業省が主催となって行われてきた「U22プログラミングコンテスト」は、22歳以下であれば誰でも応募できるというのが条件で、伝統ある活発な大会です。
2014年に民間に移行しましたが、世界で活躍できる若者の人材を応援するというコンセプトの下、入選者には新規事業への推薦や起業の支援を受けられるなど、様々なチャンスが残されています。
コンテストの概要は7月〜9月までの間に作品を提出し10月に審査、入選作品が決定されます。
全国小中学生プログラミング大会の日程とほとんど重なっているため、2018年には両大会が連携する計画もありさらなる発展が期待されているのです。
その他、各教室が取り組んでいる大会
またそれぞれの特色を活かした独自のプレゼン大会や、東大など名だたる大学が主催する大会に参加する権利を得られるなど、教室単位での大会やコンテストも運営されています。
今後の義務教育必修化にともないプログラミング教室は増えていく傾向があります。
教室を決める際の1つの基準に、コンテストの内容も判断材料にできますね。
プログラミング思考の最終段階には、自分がてがけた作品を見せ、明確に伝えるという能力が試されます。
そのための機会として、大会入選を目標にする生徒は大変多いようです。